土地改良区/検査院、小水力発電に改善要求(2018年9月4日日経新聞朝刊)
日経新聞の9月4日の朝刊で、「小水力、国に利益納めず 国負担の8施設 内部留保15億円」という記事が掲載されていました。
表題は違いますが日経のインターネット記事でも見れますね。
<検査院、小水力発電に改善要求 内部留保15億円>
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3491821003092018CR8000/
このことについては、会計検査院からの指摘を受けて、農林水産省側で小水力発電会計の処理の明確化を進めているようです。
会計検査院から指摘があったのは良くないことですが、これを機に今まで不明確な点もあった小水力発電の会計処理が明確化されるでしょうから、実務担当者にとっては良いこととも考えられます。
また、同時に土地改良区会計基準の見直しが進められているようですし(「平成30年度土地改良区会計情報調査・分析業務」が調達予定案件として公表されています)、平成30年6月8日に公布された土地改良法の一部を改正する法律(平成30年法律第43号)により原則として平成34年度から複式簿記による会計処理が強制化されるなど、土地改良区の会計に関しては色々と動きがありますので、注視しておく必要がありますね。
<編集後記>
冒頭の写真は岩手県一戸町の親戚の家に寄った際の田んぼの写真です。米がいっぱい実っていて、穂が垂れ下がっていました。
8月31日に農林水産省から公表された作柄概況では、岩手県は「やや良」、青森県は「平年並み」、北海道は残念ながら「不良」でした。
この後青森の妻の実家に行きましたが、津軽平野は田んぼやリンゴ畑が広がっていてとても豊かな土地だなと思います。とても良い風景です。